伝統料理を守る、スローフードの考え方

昔から親しまれている食事といえば

スローフードという運動が目指しているものは何かを理解してもらったとして、具体的なスローフードの一種と固定されている食材や食品についての話をしていこう。ここでは主にイタリア、スローフードの発祥となったこの国を始め、ヨーロッパ近隣の国々も含めて話をしていこう。

まずは何と言ってもイタリアだ、この国に対してどんなイメージを持っているかだが色々あると思う。イタリアといえばローマ、歴史的文化遺産が多々存在しているのも魅力だが、料理について色々と情報を仕入れている人もいると思う。筆者も誰に言われたか、また何を見て思ったのかは定かではないが、イタリア人は料理に対して徹底的なこだわりを持っていると、そんな風に考えている。もちろんイタリアだけでなく、他の国にしても同様だと思う。中でも特にイタリアという国はスローフードが誕生した場所であり、伝統と地方の郷土料理に対して国民が誇りを持っていると、そんな風に分析できるのではとも見ている。

そんなイタリアのスローフード運動を支えている存在は料理としてもだが、単一の食材としても愛用されている「ワイン」と「チーズ」の2つだ。酒豪家にとっては欠かせない二品だ、日本でもそうだがイタリア人はワインのつまみとして愛用している。この2つがあるからこそ、イタリア人は日々楽しく生活しているとそうはっきりと固定観念化して問題ない。

イタリア人とワイン

イタリア人はワインを愛好しているというのも色々な意味で通説となっている。ドイツでは地ビールが国民的な人気を誇っているのと同じように、イタリアにとってワインほど蔑ろにしてはいけないものはないといえる。筆者はあまりワインは飲酒しないためよくわからないが、定義としては「イタリア人=ワイン好き」と思っている。物凄い偏見かも知れないが、彼らからすれば誇りでありプライオリティ的なものなのかもしれない。

生活を支えてくれる安らぎの逸品たちに対して敬意さえも感じられるそれらの品は、国を上げて厳格に取り決めが交わされている。というのも、イタリア政府は市場で出回るワインについては非常に細かく規定を設けており、味と品質の保全に全力を尽くしている。具体的に、

  • 産地と品種の表示
  • 熟成期間

といった点を始め、ワインを楽しむ上でとても重要で知っていなければならない点を細分化しているというのだ。

またそうしたワイン文化を支えるように中央と地方が連携して、ワイン製造について強かさも感じるぐらい、あらゆる地域で大量のワインが製造されているというのだから正直驚きを隠せない。品質の保全と絵の具のように様々な味という色を兼ね備えているワインを楽しむのも、イタリア人らしい楽しみ方になっている。ワインを楽しむならイタリアで、なんて言われるのも分かる気がする。そしてこうしたワインに対する情熱があるからこそスローフードという運動へも繋がっているのだろう。簡単にいえば酒の肴というところだ。

チーズに対してのこだわり

そんなワインと同等に重宝されているのがチーズだ、チーズもまたワイン同様に細かく表示しなければならない決まりが厳格に取り決められている。違反しようものなら死罪という名の極刑もあり得るかも知れない、食に対しての欺瞞で人々を敵に回すことほど恐ろしい物はない。食べ物の恨みほど遺恨を遺すものもないため、もしもマクドナルドのような不祥事が起きたら一大事が起きるのかもしれない。

そんなチーズだが、イタリア国内には全部で『30種類』ものチーズが存在しているという。チーズが嫌いな人にすれば地獄絵図だろう、チーズで周りを取り囲んだら閻魔大王の前に突出されるような気分なのかもしれない、ヨーロッパ的に言えばルシフェルと出くわしたといえばしっくり来るかもしれない。これだけ多くのチーズが存在しているとなると、やはりこちらもワイン同様好みによって使い分けができる楽しみ方が出来るので、酒好きには申し分はなさそうだ。

こう話しているとお酒で堕落しきっているのではないかとも思ってしまうが、文化としてみればイタリアは日本と違って固定化された軸を持っている。それは誇るべきものだ、日本にもそんな一本筋が通った観念があればまた違っていたのかもしれないが、そこをとやかく言っても話にはならない。

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